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車検の有効期間や予約方法について
皆さんこんにちは、本日は車検についてご説明していこうと思います。
日本の車には切っても切れない関係を持っているのが、車検です。
車を乗られていない方でも周りに車を持っている人がいる方は聞いたことがあるのではないでしょうか?
今日はその車検について、なぜ存在するのか、どういうものなのか、どう受ければいいのかということを解説していきます。
目次
そもそも車検ってなに?
車検とは、正式名称は「自動車検査登録制度」といいます。
登録?検査?どっち?と思われるかと思いますが、基本的には国の保安基準をもとに検査することが一般的に知られていることです。
この検査を受けなければ、日本が定めている道路と呼ばれるところを走ることはできません。
私有地でもない限りは公道を走ると罰則が存在します。
登録制度となっているのは車を所有する時に検査を通った上で持ち主を登録する為となっております。
登録することによって、持ち主を明確にし、車に対する責任者は誰かを明確にする制度です。
責任者と言われると重く聞こえますが、このおかげで、車の盗難対策など、防犯にも活用されています。
車検が必要となる車は?
一般的には四輪自動車及び、排気量250㏄以上の自動二輪車に対して保安基準が適合しているかを検査します。
他にも一部小型車、特殊車両についても公道を走る場合は車検を受ける必要があります。
トラクター等農業で使われる車は、ナンバープレートが付いてない車が多いですよね。
あれは農地(私有地)のみを走る為に使っているので、車検は受けてない事があります。
やっぱり、車検にはお金がかかってしまう為避けたくなるものですが、思いの他すぐに車検はやってきます。
では、次に受けるまでの期間はどれぐらいなのか?
車検の有効期限
簡単に言うと、車の種別や用途により違います。
普通のご家庭で乗っている車の多くは、自家用乗用自動車か、自家用軽乗用車という種別になります。
一般的に、乗用車とか、軽自動車といわれる車はこの二つです。
新車で買ってきた場合は3年後、2回目以降の車検については2年後と決まっております。
ですので、多くの方は2年ごとに車検で頭を悩ませるわけですね。
バイクは自家用二輪車(排気量250㏄超)という種別に分類されているので乗用車と同じ、初回3年、以降2年という風に振り分けられています。
また一部の方は荷物を運ぶから、又はお仕事と兼用で使うからと自家用軽貨物車という種別に乗っていることがあります。
多くは軽バンや軽トラックと呼ばれる車です。
この軽貨物車という車の場合は新車の時から2年スパンで車検を受ける必要があります。
荷物を運んだり仕事で使うのだから消耗が早いだろうという考えかもしれませんね。
同じく仕事で使われていることが多いですが、自家用貨物自動車という種別は、トラックやバンと言われる車です。
車種でいうとハイエースとかキャラバンもこの種別ですね。
こちらは、更に短くなって、最初の車検は2年、その後は1年スパンで受ける必要がでてきます。
ナンバーが黒色だったり、緑色だったりする運送車、事業用自動車も同じく1年ずつとなっています。
1ヶ月以上前に車検を受けてしまうと?
今まで、車検が切れることなくお車に乗り続けていた方が車検を受けるとき、「継続検査」という検査を受けることとなります。
これは車検の有効期限より1か月前から受けることが可能で、正しく受けた場合車検の有効期限は1ヶ月前に受けたとしても有効期限から延長されることとなります。
先ほどご説明した、自家用乗用自動車ですと、有効期限から2年後に新たに有効期限が設定されます。
忘れず早めに受けたからと、期限が短くなってしまってはもったいないですからね、早く受けた方が損しない仕組みになっております。
じゃぁ、1か月以上前から受ければもっと安心!と思った方はちょっと待って下さい!
車検では規則として1ヶ月前から受けるようにと決まっており、1ヶ月以上前から受けてしまうと有効期限が短くなってしまう場合があります。
1ヶ月以上前から受けた場合は有効期限が受けた日より延長されるので実質1ヶ月以上前倒しした事になってしまいます。
中古車を買われた時に新たに有効期限を更新して受け取りたい場合など、車を使われる方は様々な事情がありますので、実は車検は受けるだけならどんな時でも受けられてしまいます。
ですので、ご自分の車の有効期限をしっかりご確認の上、車検の日程を決めて頂く必要があります。
1か月以上前から受ける手段として、指定整備工場で受ける事により、最大45日前から受ける事も可能ですが、それが出来るかは整備工場によりますので、確認を取った上で手続きをとる必要があります。
日程の管理などしっかりしているところは事前に通達してくれますので、車検忘れなどがなくなります。
しまった!車検期限が過ぎた!そんな時は?
車検自体は問題なく受ける事が出来ます。
その場合の車検の有効期限は受けた日から延長されますので、車検の日付は出した日より1年から2年後に設定されます。
また、遅れてしまったからと、車検の検査そのものが難しくなったり、検査項目が増えるわけではありません。
ですが、当然車検が切れている為、公道を走る事が出来ません。
車検を受ける為には、車検工場か、運輸支局に持っていく必要がある為、レッカー車の手配を掛けて運ぶか、仮ナンバーを発行し車を運搬する必要があります。
どうしてもわからない場合は、車検を受け持つ業者に相談してみましょう。
どちらにしても車検が切れてしまうと多少のお金は掛かってしまうかもしれません。
車検の切れた車で移動したら?
車検の切れた車を駐車場に停車させているだけでは罰則は発生しません。
また、ナンバーが付いたままでも、問題はありません。
ですが、一度公道に出て走り出してしまうと、びっくりするような罰則が待っていますので、間違っても運転しようとしないでください。
車検が切れてしまった車を仮ナンバーや警察の許可なく運転してしまうと、道路交通法や道路運送車両法によって罰せられます。
違反点数は6点が加算され、30日間の免許停止処分となります。
また車検が切れているという事は自賠責保険も切れている可能性があります。
両方合わせて罰金が最大で80万円になる事もありますので、無車検の車に乗るのは割に合わない行為と覚えておきましょう。
車検を受ける前に確認してみよう!
まず、車の車検有効期限を確認してみましょう。
多くの方は、今までディーラーや整備工場に依頼していると思われます。
通常ですとフロントガラス中央天井側に正方形のシールが貼られていると思われます。
それは車検ステッカーと言われており、車の外側には車検の有効期限の年と月が大きく書かれておりますが日付は書かれておりません。
ですので有効期限が月頭だった場合うっかり過ぎてしまう事があります。
室内側には月日まですべて記入されておりますので、一度ご確認ください。
それとは別に車検証を見て確認する方法もあります。
車検証もステッカー同様、車に用意している義務がありますので、必ず車の中にあります。
多くの方は助手席側のグローブボックスの中に、メンテナンスブックと一緒に入れていると思いますが、車によっては別のところにしまう事もあると思います。
どうしても見つからない方は急ぎ再発行しましょう!
車検証やステッカー、自賠責は携帯義務がありますので、不携帯の場合、罰せられる可能性があります。
陸運局で再発行する事が可能ですので、最寄りの整備工場や、メンテナンスを行っているところに代行を依頼するのがよいと思います。
また車検を受ける必要があるとわかっている場合は同時に依頼する事が可能ですので、車検工場とご相談ください。
3月の段階でお車をお持ちの場合は、通常5月に自動車税の振込票が各税事務所より送られてきている事でしょう。
車検を受けるに当たり自動車税が未払いの場合、新たに車検を受ける事は出来ません。
ですので、ご自身の自動車税がお支払い出来ているかをご確認ください。
乗用車の場合、お支払いの確認だけでもとる事が出来れば、車検を受ける事が出来ますが、軽自動車の場合は自動車税の支払いを運輸支局で確認する事ができない為、納税領収書がない場合市役所に納税証明書を取りに行かなければいけません。
どちらも煩わしい作業になると思いますので、支払った納税証明書は保管しておく事をお勧めします。
有効期限1か月以内の車検証と自動車税の支払い確認が出来れば車検工場に依頼する事ができます。
車検を受けるいくつかの方法
ユーザー車検
ユーザー車検とは持ち主本人が自分で運輸支局に持ち込み、車検を受ける手続きの事を言います。
運輸支局に行き検査を受ける前に、最寄りの有料検査場でブレーキやスピードメーター、ライトの調整、排ガスや下回りの状態を調べ異常がないか確認します。
この時にどこかしらに異常があった場合は修理を行わないといけません。
それが終われば、運輸局で事務所類を作り車検を受ける事ができます。
全てを自分で行う必要がある為、手間はかかりますが、費用は抑えられます。
代行車検
代行車検は、検査に通る為の最低限の検査と車検証の発行を業者に委託する事を言います。
整備記録簿等保証付きの整備を行う為、前者に比べると値段が上がりがちですが、整備そのものが付加されていますので、車がこれからも走れるよう整備を行い車検を受けます。
車検では事故などの起こさないかの点検は行いますが、今後も走れる保証を持つものではないので、お車を今後も乗られていく方の為の車検の受け方です。
場合によっては車の引き取りから納車まで、1から10までやる場合もあるので、内容を確認して値段の相談をするのがいいでしょう。
「何もしなくても、仕事から帰ったら車検が終わってる」のが良い方にお勧めです。
ディーラーや指定整備工場などがこの内容に当てはまります。
また、安いところでは、専門の車検チェーン店やガソリンスタンド、量販店等がありますが、整備を含めていなかったり、持ち込みする必要があったりする為、こちらも内容確認の必要があります。
車検をするには
指定整備工場に頼む場合は難しくありません。
車検証と自動車税納税証明書と認印を用意し、予約するだけです。
あとは整備工場がすべてやる為、お車を預ける日程を決めるぐらいでしょうか?
預けてから整備が始まり、必要部品が出た時はその交換の相談をされますので、金額を確認して決めましょう。
車検にかかる時間は、多くは2~3日でしょう。
整備の必要な個所が多ければ多いほど時間はかかってしまう為、急ぐ場合は事前に時間の確認する事をお勧めします。
ユーザー車検でやる場合は、自分で用意する書類があります。
車検証、自賠責保険証明書、納税証明書と、自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書、定期点検整備記録簿をご用意いただく必要があります。
当日記入いただいた際に、誤りがあると手続きがやり直しになる可能性も少しあるので、必ず注意して行ってください。
車検をするのに税金がかかるの?
車検を自分で行った場合でも必ず係る費用があります。
重量税と印紙代、自賠責保険、それと印紙代です。
これらをまとめて、法定費用と言われています。
この費用については、国で定められた費用になる為、例え自分で車検を行ったとしても金額は変わらず、割引もありません。
重量税は車検の度にかかる費用になっており、車の車両重量によって金額が変わります。
2年車検の場合は2年分の重量税の費用がかかります。
自賠責保険とは、すべての自動車が加入していなければ運転ができない事になっており、決まりはありませんが、多くの方は車検の時に合わせて更新されます。
印紙代とは行政の手続き代金となります。
車検工場に依頼した場合は、これに車検基本費用と呼ばれるものと、付帯費用がかかります。
車検基本費用とは、一般的には車検の基本となる検査料や整備料金を含めたものをさし、付帯費用とは、整備の際に出てくる整備部品等の事を言います。
付帯費用で出てくる整備部品は、車検の際に必須の箇所の場合、行う必要があります。
自賠責保険とは?
ここで支払い義務のある自賠責保険についてご説明します。
自賠責保険は前述で述べた通り、自動車には必ず加入する必要がある保険となっております。
これは自動車損害賠償保障法に基づき決められており、未加入のまま車に乗ると厳しい罰則を受けます。
通常は車検有効期限内の自賠責保険に加入していないと車検を受けられませんので、車検切れでもなければ自賠責保険は残っているでしょう。
自賠責保険は任意保険と違い強制保険となっていますので、任意保険に入ってるから不必要と言えないものとなっています。
有効範囲は、被害者を補償する為の保険となっており、事故による車や、建物などの物損に対する補償はありませんので、自賠責保険と任意保険は両方必要と言えるでしょう。
車検の予約の仕方
まず、車検工場に電話等で予約の連絡を入れます。
日付を決め、予約が取れたら車検工場まで出向きリフトアップされてから、出てくる交換部品等のご相談をして下さい。
見積もり等が納得出来たら正式に依頼して、車検工場により車検スタートとなります。
トーシン車検では、WEBから直接日付を指定して予約できますので、ご利用ください。
http://toshin-shaken.com/reserv/yoyaku/
またお忙しい方の為に、納車引き取り、代車サービスも行っております、一度内容を確認してみてください。
http://www.toshin-shaken.com/search.html
ユーザー車検の場合は、普通車と軽自動車で方法が変わります。
普通車の場合はインターネットから予約する事ができます。
電話での受付は行っていないそうですので、国土交通省ページに行き「自動車検査インターネット予約システム」をご利用ください。
この際にエアバックのリコールについて記載があります。
タカタエアバックのリコールを受けていない方は車検が更新されない場合がありますので、ご確認ください。
軽自動車の場合は同じくインターネットからと運輸支局へ直接電話を掛ける事で予約する事ができます。
ホームページでは、軽自動車検査協会のページで「軽自動車検査予約システム」から受ける事ができます。
どちらも手続きがありますが、各ページに説明が書いてありますので、読みながら進めてください。
車検費用の支払い方、前払い?後払い?
一通りやり方が分かったところで気になるのはやっぱり支払いについて。
車検の費用って実際のところ終わった後に払うのでしょうか?その説明を致します。
多くの場合、車検の費用のお支払いにおいて先払いになるものがあります。
「車検をするのに税金がかかるの?」の項目でご説明しました、法定費用です。
法定費用については、基本的に国の税金や車検を受けるにあたって必ず必要となる自賠責保険が含まれている為、先にもらう事が基本となります。
各車検工場さんは、運輸局より先払いを推奨されておりますので、トラブルの少なく済むようにしているのだと思います。
ですが、車検で最も値段がとられるのはこの法定費用です。
概ね乗用車で10万円前後の料金が目安でかかりますが、そのうちの法定費用の割合はおおよそ50%を占めます。
一部の車検工場では車検作業後の一括支払いを受け付けている工場さんもあります。
大きく取り上げている会社さんは余り見受けられないかもしれませんが、どうしても後払いでないと駄目な場合は相談してみるのもいいでしょう。
全体で10万円ほどかかる車検はやはり金額的に高く感じると思います。
一括での支払いが難しい場合の対策として、クレジット会社による分割払いを受け付けている会社さんや、クレジットカード払いを受け付けている会社さんもありますので、ぜひ相談してみてください。
車検に通らない車ってどういう車?
通常のお車ですと、車検工場などで整備を行った車はそうそう落ちる事はありません。
当然、受かる為の整備を行っておりますし、きちんとした工場ではその後を乗る事を考えた整備を行っておりますので、車検は問題になりません。
ご自身でユーザー車検などを通すときは、車検の項目規定に問題があり不合格となる事もあると思います。
不合格になる方で良くあるのは、ヘッドライトの汚れや紫外線などの黄ばみ等により光量不足になる事が良くあります。
下回りのブーツの破れやオイル漏れの見落とし、ブレーキパットが社外品等で十分なブレーキ力を測れなかった時など、専門の道具がないと難しい事も多いと思います。
また、最近では社外品のLED照明が使われる事も増えてきました。
カスタムパーツは車検対応ではない事もありますので、取り付けるときは注意が必要です。
改造すると車検は通らない?
無理な改造を行ってしまうと、あとあと車検で大変な目にあう事もあります。
基本的に改造はすべて自己責任ですので、もし、自分で何かしようとしているのでしたら気を付けましょう。
昔は禁止されていた流れるように点灯するウィンカーは2014年に法改正され一部のLEDについては許可されています。
ヘッドライト周りのLEDを取り付ける事は原則禁止されています。
抜け道として青色でパンパ―の開口部になら取り付けられるとありますが、デザインがそれで満足する方は少ないと思います。
車検で通らず、はがすように指示されますので、やめましょう!
またタイヤのサイズ変更による改造をされたがる方は多いと思います。
タイヤを変えると凄く見た目が変わってかっこよくなりますよね。
ですが、無理にタイヤのサイズを大きくする為に、足回りの変更をすると車検に通らなくなる事があります。
専門の業者で相談の上サイズ変更する事をお勧めいたします。
まとめ
如何でしたでしょうか?
車検と言われると、車の面倒な事の代名詞のように言われてきておりますが、本当にそうだと思います。
ご自分で管理して、自分で受ける事を考えると一度目は好奇心で乗り切れたとしても、2度目以降は考えただけで億劫になってしまいます。
長く乗られる愛車ですから、今後も乗り続ける事を考えれば、きちんとしたメンテナンスを受けた上で車検をクリアする方が良いかもしれません。
車検がある事によって、日本の街の排気ガスや事故の減少に努めている以上、車検は厳しく取り締まられていきます。
最近では、ナンバープレートを読み取って車検切れの確認をするシステムも導入され始めております。
やらなければいけない車検ですので、お車を持っていらっしゃる方はしっかりとした対応をして頂ければと思います。
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