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そもそもリコールって何??

「リコール」はある意味自動車とは切っても切れない存在となります。

タカタ製エアバッグの大規模リコールなどは、まだ記憶に新しく、実際に該当する自動車に乗っていた人も多いのではないでしょうか?

リコールが一体どのような場合に発表されるのか、リコールが発表されたらどうすればいいのかなど、今回はリコールについて色々とお話したいと思います。

そもそもリコールって何??

自動車のリコールですが「設計・製造過程に問題があった為、自動車メーカーが自らの判断によって、国土交通省に届出をして、回収・修理を行い、事故や故障を未然に防ぐ為の制度」と国土交通省に定義されています。

それでは、どのような過程で不具合などが発覚し、リコールの実施となるのでしょうか?

メーカーはどうやってリコールに至る不具合を把握するのか

これについては、基本的に2パターンです。

まずは、メーカー内部で独自に発見されるパターンです。数値などを見て、ん?これおかしくない?等発見し、検証の結果リコールになるのでしょう。

新型車の発売初日に発表されるリコールなどもあるので、ある程度製造しちゃってから、やっべ・・・・ってなったりするのでしょうねぇ。

次に、実際に自動車を利用しているユーザーからのデータの蓄積による不具合の発覚です。むしろこっちのほうがメインの要因になるのですが。

特定の部品の故障だけ、やたらと報告が上がってくるなどになると、メーカーも本腰を入れて調査を始めます。

その結果、問題が確認されればリコールとなるのですが、ここで思い出して欲しいのが、リコールの定義についてです。

「自動車メーカーが自らの判断によって」この一文が何を物語っているのか。つまり、不具合等は把握していても、メーカーがやる気が無ければリコールの届出を行わないこともあります。

実際に、我々整備業者の間では、この自動車のここ壊れるよねぇなどと有名でもリコールになっていなかったり、そんな箇所が10年位経ってからリコール発表されたりすることもあります。

この場合は、リコール発表になる前に有償で修理した分の費用は、メーカー負担にして貰える場合が多いので、作業を実施した整備工場やメーカーへ相談しましょう。

リコールとその他の対応

メーカーが実際に症状などを確認して、なにか自動車に不具合がある場合は、メーカーが対応に乗り出すのですが、これが全て必ずリコールになるとは限りません。

メーカーの対応として、いくつかの選択肢があり、まずは不具合箇所についての保証延長、その次にサービスキャンペーン、改善対策と来て最後にリコールがあります。

前者に行く程、軽微な不具合などになり、後者程重大な事故などに繋がる可能性のある物などになります。

保証延長

ユーザーが不便に感じたり、不快な思いをする可能性はあるものの、放置してもとりあえずは問題はないので、不具合が出た場合に対応すると言った内容の物に適用されることが多いです。

サービスキャンペーン

上記と似たような内容になりますが、不具合の発生する頻度がより高い場合は、サービスキャンペーンとして部品の交換などに対応する場合があります。

サービスキャンペーンでも、該当車種全台改善に対応する物から、該当車種でも不具合が出た自動車のみに対応する場合など、対応の方法は分かれます。

改善対策

保安基準には抵触しないのですが、不具合が発生した場合に安全の確保などの問題で見過ごすのに問題のある物に対してメーカーが自主的に行う対応です。

リコール

発生する不具合が原因となり、保安基準に適合しなかったり、適合しなくなる恐れがある場合に実施されます。

放置すると、重大な事故などに繋がる恐れがある為、速やかに対応する必要があります。

リコールや改善対策については、メーカーが無償での修理や改修などを行いますが、サービスキャンペーンなどになると、無償で改修してくれる物から、点検は無償で行い、不具合が確認された場合は有償交換、などといった物までるので、この辺はメーカーと不具合の内容によって対応が様々に分かれます。

リコールなどの確認方法

自分の自動車に対してリコールなどが発表されたかどうかの確認をする場合は、どうすればいいのでしょうか?

リコールなどは発表されると、メーカーからユーザーへ封書などでお知らせが届くようになっていますが、車検証上の住所と実際の現住所が違う場合には、これらが届かないこともあります。

そのような場合は、各メーカーのHPなどからリコール情報の検索などが出来ますので、自動車の車体番号を入力することによって、リコールに該当するのかどうかの確認が出来るようになっています。

サービスキャンペーンや保証延長などの場合は、実はこっそり発表されていたりすることも多いので、修理した箇所がこれらに該当していたなんてこともあります。

近年のリコールが大規模化しやすい背景

近年の自動車は、コストの削減などによってメーカー内で複数車種において共通部品の使用が進んでいます。

その為、一度リコールになるとその部品を使用している車種全てが対象となり、リコールの台数が多くなって簡単に大規模化しやすい傾向にあります。

リコールに該当していた場合

みなさんの自動車がリコールに該当していた場合ですが、リコールの改修を受ける必要があります。

まず、最寄のディーラーや販売店などに連絡して相談しましょう。

私達のような整備工場でもリコールの対応は可能になりますので、お気軽に相談して下さい。

リコールの内容などによって、すぐに対応出来る場合と、準備が整ってからしか対応出来ない場合がありますので、早目に相談して頂くほうが比較的スムーズに進行出来ると思います。

ディーラーなどでは、待っている間に出来る物もありますが、預かりなどになって代車等が必要になる場合も、予めその旨を伝えておくといいでしょう。

リコールは放置してもいいの?車検には通るの?

リコールが発表された物については、基本的にはリコールの期限はありません。

リコール対象車の全ての改修が終了した時点で、リコールは完了となります。

重大なリコールの場合は、みなさんの不安になるのですぐに対処するでしょうが、走行に関係ないような軽微なリコールの場合、面倒でどうしても後回しに・・・・なんてこともあると思います。

基本的には、放置すること自体に問題はありませんが、事故などの可能性がある為にリコールが発表されていますので、なるべく早くリコールの改修を受けるようにしましょう。

また、保安基準に関係する部分で、そのリコールの内容によって現在保安基準に該当していない場合は、車検に通らなくなることもあります。

リコール時の付随作業

リコールを実施する時に、ついでにこれもやって欲しいなぁと思うこともあるかも知れません。

リコールの内容によっては、付随作業は断られる場合もありますが、リコール作業の過程で分解などをする部分の部品などについては、部品代のみで交換をして貰える場合もあります。

この辺りも、時と場合によって対応が異なりますので、事前に要相談となります。

過去のリコールやサービスキャンペーンなど

リコールと一口に言っても、重大な物から軽微な物まで様々あります。

どのようなリコールやサービスキャンペーンがあったのかを、私が個人的に印象に残っている物を掻い摘んで紹介してみます。

スバル、バルブスプリングのリコール

ここ最近で比較的規模の大きかったリコールになります。

BRZなどに搭載される水平対向エンジンにおいて、バルブスプリングの設計上の強度不足によってバルブスプリングが破損する恐れがある為、該当車についてはバルブスプリングの交換が行われました。

86・BRZユーザーで、特にスポーツ走行に使用している人達の間では、リコール発表前からバルブスプリングの破損は有名でしたが、発表された時にやはり・・・と言った感じでしたね。

なにをどう間違えたらスプリングの設計強度が不足するんだ?って思った物ですが、リコール前にスプリング破損で交換用に取った新品のスプリングで、既にサービスマニュアルの規定値外の物が相当数市場に出てきていたようなので、根本的に色々と間違っていたんでしょうね。

エンジンを降ろしての作業になり、尚且つ作業台数がかなり多かった為、専用の拠点が全国に複数個所設けられ、拠点に集めての作業と言った形を取っていました。

作業自体にも時間が掛かる上、拠点への搬送なども関係し、1台当たりのリコール作業完了までに時間が掛かり、結果的に予約してもリコールに預けられるまでの時間も長い物となってしまいました。預かり二か月後になりますとかザラでしたね。

マツダ、スカイアクティブD関連リコール

2017年頃より、スカイアクティブD(ディーゼル)エンジンに関するリコールが度々発表はされてきました。

最新の物ですと、バルブスプリングの荷重設定不足・排気圧センサのプログラムの不具合・吸気シャッタバルブが煤で固着する恐れの3点が発表されています。

該当車種は、CX-5・アテンザ・アクセラなどになりますが、煤がめちゃくちゃ溜まりやすくDPFだけでなく、インマニまでエライことになるのはこちらも有名でした。

バルブスプリングは交換になるのですが、その他2点は制御でなんとかしようとしている感じのリコールになりますし、根本的にスカイアクティブDの設計思想の問題が絡んでるので、根本治療と言うよりは対症療法になる感じですね。

進歩してるとは言っても、ディーゼルはやはりまだまだ問題多いんじゃないの?と個人的には思っています。

とりあえず、煤の問題はもう絶対について回るので、ユーザーで出来る対策としては、アクセルちょい開けをあまり使用しない、定期的に全開で回すのを心がけると言った所でしょうか。

トヨタ、パールホワイト車の塗装剥げ

リコールとはちょっと違うのですが。

平成20年頃からのトヨタのパールホワイト車において、塗装がそれはそれは綺麗にベローンと剥げる不具合が報告されていました。これに対して、2019年にトヨタが保証期間の延長を発表しました。

対象車は、通常新車登録から3年までの所が10年まで。正し、2020年12月末までは10年超えの場合でも対応してくれるようです。

本当にギャグのように剥がれて困っているお客さんとかを見て来たので、今回対応になって良かったと思います。

スズキ、ハンドルロック不良

こちらも平成20年頃のスズキ車において、ハンドルロックのスクリューシャフトの形成不良によって破損が生じ、ハンドルロックが解除出来なくなり、始動不能になるリコールと、同様にハンドルロックの基盤が損傷してハンドルロックが解除出来なくなり、始動不能になる物に対するサービスキャンペーンが発表されました。

リコールのほうは問答無用で全車交換となるのですが、サービスキャンペーンのほうに関しては、点検の結果不具合が認められれば交換となっており、ここが厄介なポイントでした。

点検で症状が出ればいいのですが、大抵はいきなり全開で故障して、二度と解除不能に陥るパターンが多く、出先などで突然始動不能になったお客さんの救援に何度も出動しました。

こちらとしてはわかっているので、予め交換しておきたい所なのですが、発生対応になるのでそうもいかず、河原の細い砂利道のドン着きで発生して、現地で交換したなんてことも(遠い目)

ホンダ、3代目フィットDCTリコール

それまで、モーターのみの走行が出来なかったホンダのハイブリッド車において、満を持して登場した新型のハイブリッド搭載モデルのフィットだったのですが、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)廻りのリコールを連発してしまいました。

当初はプログラムの不具合によって、ギアが噛み合わずに発進出来なくなると言った物から始まったのですが、基本的にシステム上と設計上の不具合が多く、発売当初に至ってはDCT部分のシステムをホンダで見れなくて、供給サプライヤー依存でブラックボックス化してるんで・・・・なんて声も聞かれた物でした。

結局この型のフィットで5回程リコールを発表しました。

前衛的に色々とやる姿勢は素晴らしい物なのですが、他と違って変なことして失敗するパターンはそろそろ学習しませんか?

スバル、センターピラーに亀裂の恐れ

インプレッサ等で、製造が不適切でセンターピラーに亀裂が生じている素材が使われている可能性がる為に発表されたリコールです。

対象台数が28台と極端に少なく、点検の結果不具合が認められた場合は「車両交換」での対応となる。

この車両交換のインパクトですごーく記憶に残っているリコールです。改修じゃなくて車両交換て。

スズキ、パレット色々

色々なってなんだよって突っ込みが飛んできそうですが、色々なんです。

この自動車だけで、リコールとサービスキャンペーン合わせて12件ほど出てるんですね。リコールのバーゲンセールだな!

対応済みや点検済みですと、ステッカーを貼っていくんですけど、多すぎてステッカー貼るところ無くなって来るんですよね。もうこれでもかって位ステッカーだらけの状態を見て、どうよこれと当時はよく思った物です。

大規模リコール

特に規模が大きな重大なリコールを紹介します。

タカタ製エアバッグリコール

世界中で大きな問題となったタカタ製エアバッグのリコール問題です。

日本でも、2018年5月以降、このリコール改修を行っていないと車検に通らなくなっています。

ことの発端は2004年まで遡りまして、アメリカにおいて、事故時にホンダ車のエアバッグの不具合が確認された所から始まります。

2007年にアメリカ国内で同様の不具合が複数発生し、2008年にホンダがアメリカでリコールの届出を行います。

翌2009年にアメリカでこのエアバッグが原因による初の死亡事故が発生し、日本国内でもホンダからリコールが発表されます。

2010年より追従するように各自動車メーカーもタカタ製エアバッグのリコールを発表し、同エアバッグが世界シェア3位ということもあり、最終的には全世界約1億2000万台がリコールの対象となりました。

インフレーターと呼ばれるエアバッグ装置の異常破裂によって、金属片などが飛散して死亡事故などに繋がり、自動車解体業者のエアバッグ処理現場においても異常破裂による設備の破損などが起こりました。

安全装置の不具合で死亡事故が起きるなんとも本末転倒なリコールなのですが、自動車業界において、最大規模のリコールとなってしまいました。

完成検査不備

2017年に大きな問題となった、完成検査不備のリコールです。

日産とスバルにおいて、必要な資格を有していない者によって不適切に完成検査が行われていたとして、リコールになりました。

2019年にスズキも同様のリコールを発表し業界全体で完成検査不備のリコールが規模の大きな物となりました。

各社で社内の所定の研修を終えた者が完成検査に従事するのですが、それ以外の者による完成検査が実施されていて問題となりました。

完成検査は、所謂車検と同等の内容になり、出来上がった新車が保安基準に適合していることを確認する検査となりますので、場合によっては自動車の安全を根幹から揺るがす事態になる訳です。

人手不足が原因なのか、労働環境が原因なのか、複数社に渡って発生している点から見ても、完成検査を軽んじている部分があったのではないかと思われます。

完成検査不備のリコールでは、24か月点検及び完成検査(車検)が行われますので、丁度車検時期に該当したユーザーは車検代分丸々得をすることになります。

トヨタの大規模リコール

アメリカで、アクセルペダルの戻りが悪いとのユーザーからの報告を発端とした、大規模リコール問題です。

意図せぬ急加速によって、事故などが発生し、アメリカ議会の公聴会にトヨタ社長の豊田氏が呼ばれ、連日大きな話題となりました。

当初、アクセルペダルがフロアマットに引っ掛かり戻りにくくなると言ったリコールを発表し、フロアマットの改修が行われましたが、後にアクセルペダルも構造的に引っ掛かり難くする為の改修が行われました。

一連の流れを見ると、なんだか少し不自然に吊し上げられているような気がしないでもないのですが。

リコール隠し問題

過去、様々なメーカーによってリコール隠しが行われてきました。

大きな物については、公になりリコールとなっている物もありますが、現代の様な情報社会であれば明るみに出ているような内容でも、昔のインターネット等が発達していない時代にあった、未だに公にはなっていないようなリコール隠しも存在します。

リコール隠しとしては「三菱リコール隠し」が有名になり、近年映画化もされました。

大型トラックのハブの構造的欠陥によって、走行中にハブが破断してタイヤが脱落する恐れのあると言った内容の物でしたが、実際に50件近く同様の事例が発生していても、当初はユーザーや整備工場の整備不良として頑なに認めなかったようです。

リコール隠しを行ったことによって、結果的に痛ましい死亡事故に繋がってしまった非常に残念な事件です。

ヤミ改修

事実、欠陥があることを把握していながら、リコールに発展するのを避ける為、点検や車検などでディーラー等に入庫した際に、ユーザーなどに周知せずに密かに当該部分の改修を行ったりすることを、ヤミ改修と言います。これもリコール隠しの1種です。

実際に、昔に輸入車ディーラーでヤミ改修を行っていた、と当時当該ディーラーに勤務していた方からお話を伺ったことはありますが、これは氷山の一角であると思われます。

なぜリコール隠しが起こるのか

さて、なぜリコール隠しが起こるのでしょうか。

一度リコールに発展していまうと、その対応に莫大な費用と労力が掛かります。

また、リコールの内容によっては、企業の社会的信頼や経営にも影響が出てくるでしょう。

その為、リコールを隠すと言った行為に及んでしまうのかも知れませんが、リコール隠しを行って後に発覚した場合のほうが、企業へのダメージは大きな物になり、その不具合が原因で事故などが発生した場合、逮捕などの可能性もある訳です。

何事も、初期対応が大事になると思うのですが、解った時点で対応すれば傷は浅く済みますが、後々になるとそれこそ致命傷になりかねませんよ?

リコール対応の問題点

リコールになる場合は、メーカーの責任による物で基本的にユーザーに責任はありません。

あくまでも、不具合箇所の改修をさせて下さいとお願いの上でリコールをさせて頂くのが本来の筋なのですが。

現実では、そうではない対応をされる場合などがあります。

実際にリコール作業を行うのは、メーカーではなくディーラーや販売店などといった所になるので、自分達は関係ないのにと言った意識があるのかも知れません。

比較的、リコールの対応で不快な思いをして怒ってらっしゃるユーザーさんをネット等でよく見掛けますし、実際に私も自分の自動車のリコールで、ん????となったことはあります。

残念なことに、リコール自体もリコール改修済みのステッカーを貼っただけのステッカーチューンを行っているような所も、極一部ですがあるようです。

むしろ、整備士ですよーって明かした上で、プライベートでリコールに持って行って、ステッカーチューンされて酷く驚いた経験もあります。

リコール一つとっても、信頼の出来る販売店や整備工場へ依頼することを私はおすすめします。

まとめ

自分の自動車にリコールが発表されると不安になると思いますが、まずはディーラーなどに連絡を入れて予約を取るようにしましょう。

軽微な物なら放置しておいても問題は無さそうですが、出来るだけ早くに改修を受けるようにするほうがいいと思います。

最近はなんだかんだとリコールが増えていますが、きっちりとリコールを発表して対応してくれるなら、リコール隠しをされるよりも安心出来ると考えられますね。

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