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門真の整備士が語る「構造変更」

「構造変更」と言う言葉を聞いたことはありますか?

自動車の改造をした際に必要になる手続きになるのですが、普段一般的にはみなさんあまりお目に掛かる機会はないと思います。

今回、構造変更のお話をさせて貰うのは、新車のハイエースの5人乗りモデル(スーパーGL)を6人乗りに新車から構造変更を行ったので、その過程を書いてみようかと思った為です。

構造変更とは

今回の本題に入る前に、まずは構造変更についての説明をしておこうと思います。

自動車の改造

自動車を改造する場合、一定の基準の範囲内であれば、そのままなにもしなくても車検に通すことが出来ます。

この辺は「車検に落ちる原因と対策」でも触れていますが、説明しますと。

まず、自動車のサイズや重量が基準の範囲内でしたら、不要ですが、以下の基準を超える場合は申請が必要になります。

全長全幅全高重量
軽自動車・小型自動車±3cm±2cm±4cm±50kg
普通自動車±100kg

次に、指定部品と呼ばれる物は、基準の範囲内であれば好きな部品に交換しても構いません。勿論、保安基準に適合する物や取り付けでなければなりません。指定部品でもリベット止めや溶接止めをしてしまうと、構造変更や記載事項変更が必要になってしまいます。

指定部品

どのような物が指定部品に該当するのでしょうか?

エアロ、スポイラ関連

エアロやスポイラー、ウイングなんかがこれになります。

オーバーフェンダーの場合は、物によっては全幅が変わってしまうので構造変更等が必要になってしまいます。

運搬関連

ルーフキャリアなどになります。

日よけ類

各サンバイザー類や窓ガラスフィルムなどが該当します。

外装装備類

グリルガードやウインチなどに当たります。

室内装備

オーディオなどの音響装置やカーナビなど、その他にはロールバー等ですね。

ロールバーは物によっては乗車定員の構造変更が必要になります。

タイヤ関連

タイヤ、ホイールになります。

操作関連

ステアリング、シフトノブなどになります。

灯火類

フォグランプ、コーナリングランプ、デイライト等です。

排気関連

マフラー、マフラーカッターなど。

触媒を変更した場合は構造変更等が必要になります。

構造変更と記載事項変更

自動車を改造した際の手続きには「構造変更」と「記載事項変更」の2種類があります。

自動車界隈でよく耳にする「公認」は、構造変更や記載事項変更を行った自動車のことを言います。

構造変更

構造変更は、自動車の重要な部分に当たる装置の改造などを行った際にする必要のある手続きです。

構造変更は、「構造変更検査」と呼ばれ、今現在の車検の残りなどに関係なく、構造変更を受けた時から2年又は1年の車検期間となります。

また、構造変更を必要とする改造を行った場合には、速やかに構造変更を受ける必要があります。

つまり、構造変更が必要な改造を行う場合には、車検期間の終了間近か、車検が切れている又は登録前に行わないと、損をすることになってしまいます。

構造変更を行う際には、登録自動車の管轄の陸運局で受ける必要があります。

継続検査のように、どこの陸運局でも受けられる訳ではないので、注意が必要です。

記載事項変更

記載事項変更は、検査を伴わない軽微な改造を行った際に必要になります。

こちらは、新たに検査を受けなおす必要がないので、車検の有効期間をそのままで手続きが可能です。

構造変更に必要な書類

構造変更に必要な書類としましては、一般的に車検を受ける際に必要になる書類一式がまず必要になります。それ以外には、以下の物が必要になります。

各自動車や改造箇所によって必要な書類などが変わってきますので、よく調べて用意しましょう。

申請書

陸運局で入手出来ますし、ダウンロードすることも可能です。

各種証明・計算書

パーツ自体の強度証明や保安基準への適合を証明する書類、各計算書や検討書(各強度計算書や重量分布書、制動力計算書など)

ここの書類が一番厄介になります。検討書などを作成するに当たって、パーツの材質の詳細などが必要になる場合もありますので、中古で買ってきた部品なんかを使用した場合には、もうそれはそれは頭を抱えるような苦労をするか、途方に暮れるハメになります。

外観図

自動車自体の外観図や改造箇所・装置等の外観図

自動車の諸元表

改造を行った自動車の諸元表、流用した部品がある場合は、流用元の自動車の諸元表なども必要な場合があります。

内容によっては、エンジンやミッションの諸元表も必要になります。

その他必要書類

排ガスのレポートなど、改造箇所によって追加で必要になる各書類です。

構造変更の必要性

構造変更や記載事項変更を行わずにそのままにしていると、違法改造車となってしまいます。事故などの際に任意保険などが降りなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。

自動車の改造を行った際は、キッチリと構造変更などの手続きをして公認を取得するようにしましょう。

車検の時だけ戻せばいいやって考えてる人、ダメですよ~!

ハイエース6人乗り公認登録

やっと本題ですが、今回は新車のハイエースのスーパーGL5人乗りに、DXのフロントシートを使用して、乗車定員1名増員の6人乗りに構造変更を行って、公認6人乗り仕様で新車登録を行います。

新車時に登録前に構造変更を予め行ってしまうことによって、上記の車検期間などの問題もクリアして、気持ちよーくこれから新車に乗り出し頂くことが出来る訳ですね。

「最初からDX買えばいいじゃん?」と言われそうですが、装備の兼ね合いなどから今回の改造になった訳でございます。

※ 今後の表記上、K=私となります。

ことの発端はある日の会話

  • 社長「K君、ハイエース6人乗りに改造して公認取ってよ」
  • K 「合点承知」
  • K 「(6人公認なんか別になんともないじゃん余裕)」

この時私はまだ知らなかったのです、いつの間にやら、構造変更に関する手続きがややこしくなっていることを・・・・・

現車改造編

部品調達

さぁ、とりあえず6人乗りにするのに部品を調達しなければなりません。

どうやら、DXの6人乗り用フロントシートがそのまま流用出来るようなので、とりあえず部品商さんへ発注を掛けます。

  • K 「ハイエースのこのグレードの助手席ASSY下さいな」
  • 部 「はいはい、とりあえずパーツリスト送りますねーどこまでいるか教えてねー」
  • K 「このパーツリスト全バラなんですが?ASSYないの?」
  • 部 「全バラやで^^」
  • K 「とりあえず全部お願いします(白目)」

こうして、ボルト1本まで全部バラバラの「1/1プラモデル、ハイエース助手席シート」の組み立てが始まったのでした。

組み立て加工

部品が揃ったら、ちゃっちゃと組み立てて行きます。

と言っても、何がなんやらわからないので、パーツリストの絵とサービスマニュアルを頼りに組み立てて行きます。

K 「サービスマニュアルちゃんはどんな感じかなー」

サービスマニュアル先生(抜粋)

  • 〇〇を取り付ける
  • 〇〇をスクリュで取り付ける
  • インストメルサイドパネルを組み付ける
  • インストメルパネルサイドを組み付ける

(基本箇条書き)

  • K 「は?」
  • K 「絵は?それからこの単語の前後入れ替えただけの部品なんやねん、訳わからんくなるんだが・・・・???」

サービスマニュアル先生(抜粋)

  • Bを組み付ける
  • Aを組み付ける
  • Cを組み付ける
  • K 「ん?B先に組んだら、どう考えても物理的にAが組めなくなるんだが????」
  • サ 「Bが先と言ったな、アレは嘘だ」

そんなサービスマニュアル州知事に振り回されながら、どうにかこうにかシートは組みあがって行きます。普通に1日位掛かってしまいましたが。

どの部品を指しているのかの説明はすごーくザックリで、その項目で5個部品を使う場合でも「〇〇を取り付ける(迫真)」としか記載してくれていないので、パーツリストの絵と部品番号と、現物の部品とをひたすら睨めっこしながら組んでいくことになります。

ガンプラのほうがよっぽど親切だなぁ。

恐怖の貫通式

シートは組みあがりましたが、追加されたセンターシート用のシートベルトの取り付け穴はどうなるんでしょうか?

ちゃんと取り付け用の袋ナットを埋め込んでくれています、流石天下のトヨタさんです。

穴の上に鉄板貼って蓋してくれてる点以外は。

新車にドリルを突き立てるのはなんとも言えない気分でした。正直あんまりやりたくない。

どうせカーペットで隠れてるので、最初から穴開けておいて下さいお願いします。

何気に、部品が欠品でバックオーダーの物とかもあり、発注から組み立て開始まで1か月近く掛かっています。

そんなこんなで、無事自動車自体の作業は終了しました。

K 「あとは登録だけだね。余裕余裕」

この時はまだ本気でこう思っていました。

登録編

構造変更なんて言えば堅苦しく聞こえますが、パーツリストと必要であれば部品の強度の書類なんかも持っていきまして、陸運局の新規ラインに突撃して「構造変更やでー」で終わりだったんですよ。私の知ってる構造変更は。

偶然見つけた不穏な文章

作業が終わったので登録の準備をするのに、私自身、ここ2年程登録等の業務から遠ざかっていましたので「なんの書類が要ったかな?」なんて脳内お花畑で軽―く調べに調べていた時に、とても不穏な一文を発見します。

「使用過程車に係る事前提出書面審査の一部拡大について」

K 「ファッ!?事前審査??書類??なんの話ですか?」

どうやら、2019年10月から、構造変更なんかの際に、手続きが非常に面倒になったようです。

ただし、これは既に登録済みの自動車の話になるのですが、新車の場合はもう少し前から面倒な感じになっているらしいです。以前に新車で構造変更行った際も、そんな面倒なことはなかったんですけど、なんだか面倒なことになってますね。

とりあえず、どういうことなんだろうか?と調べますが、インターネットの大海原で溺れていてもイマイチ情報が掴めないので、陸運局へ足を運んで検査官へ聞いてみます。

このような登録や改造に際しての、検査自体に関係する技術的な質問や書類については、各陸運局の自動車技術総合機構の事務所などで質問や相談に乗って頂けます。

登録自体に必要な書類などについては、管轄が違いますので、登録の窓口へ相談しましょう。

基本的には、検査業務中は検査官の方達は不在になるので、昼休み中か夕方の検査業務終了後が質問タイムになります。

一応、検査時間は16時までなのですが、検査台数が多くて忙しい時なんかですと、17時を回ってもまだまだ検査が終わっていないこともあります。

質問に行く際は、予め電話等で問い合わせをしておくと、今日は混んでるから遅くなるよーなどと教えて貰えるので、待ちぼうけなどを食らわずに済んでスムーズに運ぶと思います。

裏技じゃないですが、検査ラインの新規コースに、現場でこの辺の処理担当してる事務所がありますので、検査時間中はそちらで検査官に質問することも可能ですが、他の自動車の検査なんかをしてる場合は対応して貰えないので、大人しく新規コースから自動車が居なくなるのを待ちましょう。

昔は、新規コースが暇そうな時を狙って改造中の自動車なんかで乗り入れて「ここをこうしたいんやけど、これだと問題ある?どんな書類がいるの?」なんて直接見てもらうことも出来たのですが、今はそれも出来なくなっているようで。

年々、検査の項目や規則なんかも厳しくなってきて、色々とやり難くなったなぁと思う今日この頃なのですが。

そんなことよりも、レッツ質問タイム!

  • K 「ちょっとお尋ね申したいのですが、こんな自動車をこんな改造して登録したいのですけど、どうすりゃいいんですか??」
  • 検 「ん?あーその場合は事前審査が必要になるかも知れませんねーとりあえずパーツリストと自動車の情報を下さい。検討して返事します」
  • K 「お願いします」

~審議中~

待つこと1日程

  • 検 「今回の内容でしたら、事前審査は不要になりますね。当日新規検査等届出書とコレコレの書類持って検査に来て下さい」
  • K 「待って、なにそれ詳しく」
  • どうやら、今は「新規検査等届出書」なる物が必要になるようです。

    今回必要になる書類は

    • 新規検査等届出書
    • 重量分布計算書
    • 登録する自動車の諸元表
    • 部品を使用した自動車の諸元表
    • 両方の自動車の外観図(四面図)
    • 重量増ランク別の排ガス試験成績表(改造で重量が増えた場合は、排ガスのランクが上がる為)
    • 重量増時のマフラー加速騒音規制証明(同上の理由で加速騒音の基準が変わる為)
    • 完成検査終了証

    大体の物は、メーカーへ依頼して資料を出して貰うことで揃えることが出来るのですが、新規検査等届出書と重量分布計算書は自分で作成して用意しなければいけません。

    マフラーや排ガス関係の書類なんかは、出てこない場合もあるので注意が必要です。

    その場合は、多少探し方などを変えれば出て来たりするんですが。

    今回の場合ですと、加速騒音に関する書類が最初は無いので出ませんと言われましたが、無事に入手することが出来ました。

    • 検 「そんな訳で用意お願いしますね」
    • K 「どうやって作るんですかねぇ??」
    • 検 「新規検査等届出書は自動車技術総合機構のHPから専用のソフトをダウンロードして作成して下さい」
    • 検 「重量分布計算書は、こんな感じの物を作って下さいね~(紙ペラ~」
    • K 「よし、ちょっとその紙下さいよ」
    • 検 「決まりであげられないので、自分でこんな感じの作ってくださいね~」
    • K 「ぐぬぬ、わかりました」

    書類を作成して用意しなければならないのは面倒ですが、事前審査が不要だったので助かりました。

    今回は、同一型式内の他の類別に設定されている部品を使用している為、事前審査が省略となりました。同一型式の自動車の部品を使用してポン付け(ここ重要)でいけたので、強度の証明などが別途に不要となる為です。

    これが、別の自動車や、同一車種でも別型式の自動車からの部品を流用する場合や、同一型式のシートを使用しても、取り付け等に加工を要する場合ですと、シートの取り付け穴の強度の証明、シート自体の強度や難燃性の証明などを出来る書類などを用意して上で、事前に書類審査が必要となるようです。

    事前審査には、7日~10日程時間が掛かり、審査がOKとなれば初めて陸運局へ自動車を持ち込んでの検査となります。

    書類を用意しよう

    そんな訳で、早速帰社して書類の作成に取り掛かる訳ですが。

    この、新規検査等届出書を作成するソフトがなんとも曲者で、QRコード付きの物をエクセル経由で出力して印刷する訳なんですけど、エクセルのバージョンが古くて出力出来ない(白目)

    どうにか印刷をして、一旦解る範囲まで書類を作成し、再度陸運局へ質問に行きます。

    その時に、窓口で質問に来ていたお兄さんが

    • K 「そもそもアプリが立ち上がらないんですけどどうすれば?」
    • 検 「一回タウンロードしたら勝手にデスクトップにアイコン生成されるんで、そこから立ち上がるはずなんですけど」
    • K 「そんなの生成されないですけど?」
    • 検 「そんなはずはないですけど」
    • K 「私のPCもそんな物生成されてないですが(横槍)」
    • 検 「えっ」
    • K 「だよね?ほら!」

    ちょっと残念な仕様のソフト臭が・・・・・

    出力出来ない新規検査等届出書や、重量分布計算書で頭に????をいっぱい作りながら、

    どうにか書類を完成させて検査へ臨みます。

    結局全部含めてA4で30枚ほどの書類になってしまいました。

    ちなみに、重量分布計算書は調べていると、普通に陸運局で貰えると書いている人もいるのですが、大阪の場合は、寝屋川となにわの陸運局では貰えなかったです。

    今後も必要になることが予想されるので、今回はテンプレを制作して使用しました。

    この辺りの書類作成については、私は結構お馬鹿さんなので、書類を作成しながら4回程質問と確認で陸運局へ足を運びました。

    一番ややこしかったのは、やはり新規検査等届出書と重量分布計算書でしょうか。

    この類の書類を今まで作ったことがなかったので、どこにどの数値を当て嵌めるのかが解りにくかったりしましたね。

    一度理解してしまえば、そこまで難しい物ではないのですが。

    検査官に具体的な質問をしても、「みなさん調べて書いてきていますねぇ」と曖昧な返答しか返ってこないなんて話もよく聞きますが、解る範囲でもある程度書類を作って行って、具体的に何処がどうわからないのか質問すれば、ちゃんと教えてくれるので安心して下さい。

    完全脳死で1から10までわかりませんは流石にダメだと思いますけど。

    実際の所は、当たる検査官の人にもよるのでしょうが、書類なんかでも担当の検査官によって微妙にこれが必要って言われたり、不要だったりすることもあります。

    そこら辺は相手も人間なので、こちらも臨機応変に対応しましょう。ガッチガチに厳しい検査官に当たった場合はご愁傷様です。

    事前に何度か質問等に行くことによって、担当の検査官も決まったりしますし、相手も今までの過程を知っているので、構造変更当日の検査も比較的スムーズに進みます。

    今回の場合も、私も書類一式担当の検査官に確認をして貰って、OKを頂いてから自動車を登録に持ち込んでいます。

    いざ検査へ

    自動車も完成し、必要書類も揃いましたので、いよいよ新規登録に陸運局へ自動車を持ち込みます。

    基本的な流れとしては、まず予約を取るのは我々業者もユーザーの人達も変わりはありません。予約枠の数とかに違いはありますが。

    陸運局で受け付けを済ませたら、まず通常の検査コースで継続車検などと同じ手順で検査を受けます。検査コースでの検査に合格したら、次は新規コースに回って検査を受けます。

    通常の新車の場合ですと、完成検査終了証があるので検査が省略され、書類の提出だけで登録作業は済みます。

    中古車などの新規登録の場合や、構造変更等などを行う場合は、通常の検査コースの後に新規コースへ回ります。

    新規コースでは、車体の寸法や重量などに変更などがないかの確認等がされます。

    構造変更の場合は、ここで構造変更に該当する部分の検査が行われます。

    検査に合格すれば、書類を提出して車検証が出来上がって来るのを待ちます。

    車検証が出来上がれば、ナンバーや税金の申告の手続きなどをして登録は完了です。

    今回の場合ですと、構造変更を行って新規登録を行うので完成検査証が無効扱いになる為に、検査コースを通って検査を受ける必要があります。

    そんな訳で、まずは通常の検査コースへ並びます。

    何気に、他府県での整備士歴が長かった私は、書類などで何度か訪れたことはあるものの、寝屋川の陸運局の検査コースに入るのは初めてだったりするのでドキドキします。

    寝屋川、正確には大阪運輸支局は、大阪市を除く八尾市以北の地域を管轄している陸運局になりますので、検査に来る自動車の台数も非常に多くなります。

    面積的には、なにわ支局の大阪市を除いて、大阪支局と南部を管轄している和泉支局で半分半分の管轄地域に見えるのですが、大阪支局で大阪府下登録の2/3の自動車があると言われています。

    そんな訳で、検査を待つ列も非常に長くなっています。近年の自動車検査の複雑化もここに一役買って、台数が多いのと1台1台の検査に以前よりも時間が掛かるので、余計に並ぶ時間も増えてしまします。

    例によって、今日もよく混んでますなぁ。

    今回の新型のハイエースなのですが、ヘッドライトスイッチ自体にOFFポジションがありません。消灯は操作で可能なのですが、走り出すと点灯します。

    ユーザー車検などに行ったことある人や、感のいい人ならばここでお気づきかと思いますが「ス ピ ー ド メ ー タ ー の 検 査 が 出 来 な い」

    スピードメーター検査は、メーターが40kmになった時にパッシングをして測定するのですが、後輪が廻り出した瞬間ヘッドライトが点灯するので、テスターはノータイムで×判定が出てしまいます。

    • 検 「ヘッドライト消してー」
    • K (車内から消えないよアピール)
    • 検 「もう一回やるからちょっと待ってー」
    •   「目視するから40kmでパッシングしてー」
    • K (40kmでパッシング)
    • 検 「・・・・・・」
    • K (はやく〇出してくれ!鬼のパッシング)
    • 検 「はいオッケー」

    最近の自動車は面倒ですねぇ。

    検 「じゃあ次は新規ライン回ってね」

    通常の検査が終了したので、新規コースへ回ります。こちらも混んでますね。

    通常の検査コースは流れ作業で決められた検査をして行きますので、よっぽどな自動車がいない限りは比較的スムーズに流れていきますが、1台1台内容が違う新規コースはそうは行きません。

    変更無しのただの新規登録の自動車ばかりならば、そこまで時間は掛からないのですが、構造変更が絡むと1台で時間が掛かります。後ろの人達ごめんね!

    作成した書類を元に、実際の自動車の改造箇所等に問題がないかの確認や検査、自動車の実際の寸法や重量の測定が行われます。

    自動車にも個体差があるので、実際に測定してみないと重量などはわかりません、シート分で重量が増えているので、今回はどうなるでしょうか??

    新規ラインに入って測定と確認が始まります。ライン内は撮影NGなので画像はありませんが。

    書類作成の段階で散々質問しまくった検査官が担当なので、この辺りは話が早いです。

    現車の確認が終わって、次は書類の確認が始まります。ここで自動車を一旦退避させて、待合室で書類の審査が終わるのを待ちます。

    のーんびり待っていればいいのですが、書類に問題があったり、各種計算書などに間違いなどがある場合は、ここで不備を指摘されて修正するように指示されます。

    今回は、算定燃費の書類に一部不備がありましたが、現地で修正が可能だったので、問題なく構造変更の検査もクリア出来ました。

    これで全ての検査が終了です。

    後は、書類を提出して登録や税金の手続きに、ナンバーの取り付けと封印を行います。

    スーパーGL6人乗り仕様で公認登録が出来ました!

    乗車定員が3[6]人になっています。車両重量は元の1950kgから30kg増の1980kg、車両総重量は3060[3075]kgから3145[3160]kgに変更になりました。

    重量も2tまでに収まったので、重量税も変わらずです。

    なんやかんやで手間が掛かりましたが、無事に完成して一安心です。

まとめ

今回は、構造変更の手続きについてお送りしました。

新車からの構造変更だったので、ユーザーのみなさんが行うような機会はまずないと思いますが、通常の構造変更は何かの機会に必要になることもあると思います。

私自身、初めてやる内容があったので、少し手間取りましたが、今回はいい勉強になったと思います。

このような構造変更も対応が可能ですので、是非東伸自動車へお任せ頂ければと思います。

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